博報堂の広告事業を超えた新規事業開発を目指す「ミライの事業室」は7月25日、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」の新サービスとして、CO2e(CO2相当量に換算した値のこと)排出削減率を示したマーク「デカボスコア」の提供を開始することを発表した。
「Earth hacks」は、博報堂と三井物産が共同で推進している、脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォーム。
今回新たに、スウェーデンのインパクトテック企業Doconomy社のCO2e排出量可視化ツール「The 2030 Calculator」やその他CO2e排出量可視化ツールを活用し、商品やサービスの環境価値が新しい選択基準となるように、「CO2e削減率」を「デカボスコア」として算出するサービスを拡充した。 同サービスは企業や団体向けに提供されるという。
トヨタ自動車は自動車の製造工程で発生する端材を捨てずに活用したアップサイクルプロダクト製作の取り組みに、また、JALはフライト機材や飛行方法、エンジンのメンテナンス方法等を工夫することでCO2e排出量を削減したフライトの計画に、「デカボスコア」を活用しているという。