伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は7月25日、「NVIDIA Omniverse Enterprise」(Omniverse)を活用したメタバースの開発環境の簡易導入パッケージ「Omniverse Starterパッケージ」の提供を発表した。
同サービスは、14名まで同時に使用できるOmniverseライセンスと活用のためのプランニングサービスに、デル・テクノロジーズのハードウェアを加えてパッケージ化したものだ。価格は「据置型デスクトップPCモデル」が260万円(税抜、以下同様)、「可搬型ノートPCモデル」が300万円、「据置型デスクトップPC(VR対応)モデル」530万円となる。
活用のプランニングサービスでは、Omniverseの機能や活用事例を紹介し、企業が仮想空間で実現したいテーマを創出するワークショップを実施する。企業はワークショップの結果に応じて、3つのモデルから選択して同サービスを利用できる。
開発環境の導入後は、仮想空間や3Dデータに関する専門知識を持つCTCのエンジニアが、企業の3Dデータの活用を支援するサービスもオプションで提供する。なお、オプション費用は各モデルの価格に含まれない。
CTCは今後、Omniverseとリモート環境のソリューションを組み合わせ、リモートユーザーの環境を含めたメニュー化も検討している。