日本電信電話(以下、NTT)は7月20日、社会課題を解決し持続的な発展を遂げるために必要と考えられるテクノロジーに関して、NTT R&Dの取組みをまとめたレポートとして「NTT Technology Report for Smart World 2022」を公開した。

  • NTT Technology Report for Smart World 2022

    NTT Technology Report for Smart World 2022の例

新型コロナウィルス感染症拡大の長期化に伴って、現代は社会および経済システムが変容しつつある。また、環境問題などの社会課題の深刻化に直面している世の中において同社は、これらの諸問題を解決し持続的な発展を遂げるために、革新的な技術の研究開発に継続的に取り組んでいるという。

そこで今回、アフターコロナの社会を見据えて、単に個別のテクノロジーのトレンドを追いかけるだけでなく、豊かな社会の実現をめざした複合的なテクノロジーの研究開発を推進していきたいとして、同レポートの公開に至ったとのことだ。

レポート内では、同社が2019年に発表したIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想を実現するために不可欠な光電融合技術、および、これにより構築可能となる2つの社会インフラとそこから生まれる5つの価値という観点から、これまでの技術開発の成果と今後の方向性を紹介している。

掲載コンテンツは以下の通り。
・はじめに
・IOWNはわたしたちの社会をどう変える?
・構想から実装へ── IOWNから見えてきた新たな世界
・次世代社会を支える「光」の可能性
・限界を超える新たなインフラに向かって
・IOWNが生み出す5つの価値領域
・IOWNは自然と人間をつないでいく
・世界に広がるIOWNのネットワーク
・おわりに
・Appendix:IOWNへとつながる97の実践