セールスフォース・ジャパンは7月20日、営業組織を強化・改善するためのプラットフォーム「Sales Enablement」において、営業スキル強化を中心とした社員育成のための学習コンテンツを無償で提供することを発表した。コンテンツは、Sales Enablementを契約中の顧客に8月末から順次無償で提供されるという。

Sales Enablementは、従業員オンボーディングの強化、Salesforceユーザーの定着化、生産性の飛躍的な向上、企業文化の醸成のための学習プラットフォーム。これまで同製品は、顧客独自の社内資料や情報をまとめてコンテンツを作成することで社員教育に取り組むことが可能だったが、今回、同社の営業ベストプラクティスについても学びたいという声を受け機能を拡充したという。

今回提供されるコンテンツは、営業成果を上げるための実践学習コンテンツを中心としている。中でも、Salesforceの営業ベストプラクティスコンテンツは、これまでSalesforceが培った営業ノウハウを学習できる内容となっており、顧客が成果を出せる営業育成の支援になるという。

コンテンツの数は合計70を超え、営業の考え方、商談への取り組み方などの営業基礎スキル強化をはじめ、コンタクトセンターの人材育成やDX(デジタルトランスフォーメーション)人材育成、Sales CloudやService Cloud活用方法など同社製品の活用方法に至るまで幅広いテーマがそろっているという。

例えば、営業部門の学習コンテンツとしては、商談醸成からクローズまでの営業ノウハウを詰め込んだ学習コンテンツで営業の生産性向上を加速させる「商談スキル」、インサイドセールス立ち上げから育成に取り組む顧客向けの未経験者を対象にした営業基礎知識の学習コンテンツ「インサイドセールス」などが学習できる。

  • インサイドセールス人材育成コンテンツ例