エンタープライズ向けプロジェクトマネジメントプラットフォームを手掛けるフラッグスは7月20日、プロジェクトマネジメントを支援するクラウドサービス「Flagxs」の正式版をリリースすることを発表した。
同サービスは、プロダクトマネジメントにおける従来のPDCA(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善)サイクルを、「PDRI」(R=Report/I=Improve)サイクルとして再定義し、ミッションクリティカルな大規模プロジェクトを支援するという。
プロジェクトの進行に必要な表計算ソフト、チケット管理ツール、チャットなど複数のツールマネジメントを一つのプラットフォームに統合し、100名を超える規模のプロジェクトやマルチベンダー、オフショアなどのプロジェクトも支援するとのことだ。
同サービスはウォーターフォール型プロジェクトとスクラム開発の2つの方法論のハイブリッド管理を目指しており、スクラム開発チームのマネジメント業務をサポートするとともに、トップマネジメント向けにはプロジェクト全体の進捗状況が可視化して提供する。立場の異なる両者が同じ目線でプロジェクト運営に携わることができる利点があるという。
また、昨今のプロジェクトリーダーは業務やテクノロジーの知見に加えて、リーダーシップやマネジメントに関わるスキルも求められている状況を受けて、同サービスはPMBOK(Project Management Body of Knowledge:プロジェクト管理の知識体系)やスクラム開発、大規模プロジェクト経験を基に構築したとのことだ。これにより、経験不足なプロジェクトマネージャーでも、体系的なマネジメントを理解しながらプロジェクト運営を通じて経験不足を補えるという。
同サービスは現在はChromeをサポートブラウザとしており、今後はスマートフォンへの対応も計画されている。デイリーバックアップを使用しており前日までの復旧が可能。