早稲田大学(以下、早大)は7月19日、現在は学生向けに提供している「データ科学教育プログラム」について、社会人向けに再編成した上で新規に内容を追加した講座を2022年秋から提供開始すると発表した。

同講座ではデータサイエンスの理論とビジネス領域で活用できるスキルを同時に学び、データサイエンスの実践的な活用能力を鍛えるという。講座の受講者はデータサイエンティストとして必要な基礎的な理論と技術の習得を目標とし、修了者には学校教育法に基づく「履修証明書」が授与される。

  • 社会人データサイエンス教育プログラムの概要図

    社会人データサイエンス教育プログラムの概要

今回の講座は、早大でデータ科学教育プログラムを構築してきた、データサイエンスを専門とする専任教員が中心となり、データサイエンスの活用方法を実践的に学びたい社会人向けに構築した特別なプログラムだ。同講座も早大データ科学センターの教員が担当する。

同講座は早大が定めるデータ科学認定制度に準拠した内容であり、講座を修了すると認定制度の初級レベルの知識とスキルを身に付けられるという。講座は、自分のペースで繰り返し学ぶ理論編とオンライン形式で学ぶ実践編を提供する。理論編ではデータ科学センターが開発するオンデマンド講義で深い理論を学び、実践編ではリアルタイムで実際にデータを分析しながらデータサイエンスの活用方法について学ぶとのこと。

  • 実践編と理論編の各プログラムの概要

    実践編と理論編の各プログラムの概要

開講時期は2022年10月1日から2023年2月18日までで、全10回(108時間)の講義をを予定している。募集人数は30名、受講費用は44万円だ。