TDIプロダクトソリューション(TDIPS)は7月19日、IoTを活用して製造業のスマート工場化を支援するIoTプラットフォーム「T-EDGE(つなぐエッジ/ティーエッジ)」を、同日より提供開始することを発表した。

  • T-EDGE(つなぐエッジ/ティーエッジ)イメージ

    T-EDGE(つなぐエッジ/ティーエッジ)イメージ

「T-EDGE」は、スマート工場化を目指す生産現場において発生する最適化、効率化、省人化といった課題解決のため、生産設備などをIoT化し、クラウドを使わずにITシステムとして組み上げることが可能なIoTプラットフォーム。

PLC(Programmable Logic Controller、プログラマブルロジックコントローラ)、センシングデバイス、設備等からデータ収集を行い、迅速にデータ処理を行うエッジコンピュータ 「T-EDGE Data Controller」と収集したデータの蓄積、データ分析、発報機能などを搭載したBIツール 「T-EDGE Framework」から構成される。

さまざまなデバイスに手を加えることなく、簡単に情報を取得することが可能。ITシステムの導入に必要なクラウドを使用せず、生産現場だけで、スマート工場化に必要なITシステムを導入できるのが特徴。さまざまなデバイスのデータ収集から可視化までをノンプログラミングにて実現し、大規模開発を行わずスマート工場化を目指せるとしている。

  • BI画面の例

    BI画面の例

TDIPSはBellaDatiとOEMパートナーシップ契約を締結し、BellaDatiの開発・提供するIoTおよび分析フレームワークにより、TDIPSのソリューションを構築するプロセスに関連するリスク、時間、およびコストの削減を実現。ヨーロッパで培ってきた技術をベースにした「T-EDGE」をリリースしたということだ。