現在、健康保険証の登録、公金受取口座の登録などを行うと最大2万ポイント(マイナンバー新規取得の場合)のマイナポイントがもらえる「マイナポイント第2弾」を実施中だが、総務省は7月15日、マイナポイントで複数回にわたり申し込まれる事案が判明したと発表した。
マイナポイントは、マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書を利用して申込を行うが、証明書が更新された場合にも、新旧の証明書を紐付け、同一人物であることを確認している。
しかし、市区町村において、法律で想定されていない場面で証明書の失効を行うと、新たな証明書が発行されても、新旧の証明書の紐付けが行われず、複数回の申込が可能となる事案が発生したという。
現在は法律で想定されていない場面で失効が行われた証明書についても、新たな証明書との紐付けを行い、複数回の申込を防止する策を講じているという。
これまでの調査で、複数回申し込まれているケースが471件(2回470件、3回1件)判明しているが、マイナンバーカード新規取得分に係るマイナポイントが付与されるためには、申込後、さらに2万円のチャージ等が必要であり、実際にマイナポイントが付与されたかどうかは現在調査中だという。
同省は、 実際にマイナポイントが複数回付与された人がいれば、マイナポイント利用規約に基づき、決済事業者と連携してポイントの精算を行うとしている。