NECネッツエスアイは7月14日、映像活用事業領域における新たな映像AIサービスブランド「OWLai(オウライ)」の設立を発表した。ブランドコンセプトは、「記録するだけの映像を超え、未来を価値あるものへ」だ。

同ブランドでは、さまざまな場所に設置されたカメラから収集した映像データをAIで解析し、同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)事業ブランド「Symphonict」のサービスと連携させた新サービスを提供する。

  • 「OWLai」のサービスラインアップ

    「OWLai」のサービスラインアップ

例えば、「違和感検知」サービスでは、姿勢推定の技術を活用し人の骨格行動を分析して、普段とは異なる行動をする人を「違和感」として検知し、管理者へ通知する。「車両入退場自動化」サービスでは、車両の入退場管理をAIカメラで実施し、入退の記録管理、ゲート開閉、通知までを自動化する。

各サービスはクラウド型のサービスとして提供し、顧客の既存カメラと組み合わせた利用やAPI機能を活用した導入などが可能だ。

同社はブランド立ち上げを機に、映像AIサービス事業の本格展開を進め、2024年度に100億円の売り上げを目指す。また、同事業においては、顧客との共創実践の取り組みの強化やサービスラインアップの拡充を進める。