20代専門の転職サイト「Re就活」を運営する学情は7月14日、20代で転職を希望する社会人(有効回答数445件)を対象に実施した「転職で実現したいこと(キャリアアップ・キャリアチェンジ)」に関する調査の結果を発表した。
同調査結果をみてみると、転職において20代は「キャリアアップ」よりも、これまで経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望する傾向があることが分かった。
就業経験3年以上の「ヤングキャリア」に該当する社会人は、「キャリアアップ」を希望する割合が33.9%、「キャリアチェンジ」を希望する割合が50.0%となりました。「キャリアチェンジ」を希望する人が、「キャリアアップ」を希望する人の1.47倍となった。
就業経験3年未満の「第二新卒」に関しては、「キャリアアップ」を希望する割合が26.8%、「キャリアチェンジ」を希望する割合が58.1%。「キャリアチェンジ」を希望する人が、「キャリアアップ」を希望する人の2.16倍となっている。「キャリアチェンジ」を希望する傾向は、社会人経験が短いほどより顕著であることが判明した。
一方、キャリアチェンジで実現したいことは、ヤングキャリアと第二新卒で異なる結果となった。ヤングキャリアは、「給与・年収を上げたい」が最多となっていることから、業種や職種を変えることで、年収を上げたいと考える人が多いと同社は推測している。「第二新卒」は「興味を持っていた仕事に挑戦したい」が最も回答を集めた。
また、キャリアアップで実現したいことに関しては、「給与・年収を上げたい」が最多。次いで回答を集めた項目は、ヤングキャリアが「より高いポジションに就きたい」、第二新卒が「より経験やスキルを磨きたい」だった。給与や年収をアップさせることを前提に置きつつ、ヤングキャリアは役職や裁量を、第二新卒はスキル習得を希望している傾向がある。