oViceは7月12日、アバターを介して交流できる2次元のバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を用いたコミュニケーションの課題解決を目的として、oVice内で取得できる各種データを可視化するオプションツール「データダッシュボード」の提供を開始すると発表した。

サービス活用状況をデータにより可視化することで、チーム内のコミュニケーション課題を発見して各チームに適した対応が期待できるという。データダッシュボードの利用料金は1スペースあたり月額5500円。

  • oViceはオプションツール「データダッシュボード」の提供を開始する

    oViceはオプションツール「データダッシュボード」の提供を開始する

oViceは、Web上で自分のアバターを動かし、相手のアバターに近づけて話しかけられる2次元のバーチャル空間だ。テレワークにおけるバーチャルオフィスやオンラインイベント、オープンキャンパスなど、さまざまな場面で利用されているという。

オフィスなどとしての利用に適した「継続利用」は、最大接続人数50人程度のBasicプラン(月額5500円)から500人程度のOrganization(月額5万5000円)まで提供している。イベント利用などに適した「単発利用」は最大接続人数50人程度のMeetupプラン(週額2750円)から500人程度のExhibition(月額2万7500円)まで提供している。なお、導入初期費用は不要で、各プランは無料トライアルも提供している。

  • oViceの画面例

    oViceの画面例

同サービスでは、これまでは入退室の履歴のみ取得可能だったが、オプションとしてデータダッシュボードを利用することで、コミュニケーションにおける課題発見と効果検証が迅速かつ正確に行えるようになると見込めるとのことだ。

ダッシュボードで取得可能なデータは、スペースごとのデイリーアクティブユーザーのグラフや、日次、週次、月次の各アクティブユーザー数、平均oVice滞在時間、チャット送信回数、会議室の延べ利用回数などだ。また、今後は発話回数や移動回数、オブジェクト利用時間なども取得できるようになる予定だとしている。

  • 3スペースのデイリーアクティブユーザー数をグラフ化した例

    3スペースのデイリーアクティブユーザー数をグラフ化した例

  • 平均oVice滞在時間の例(赤い折れ線グラフ)

    平均oVice滞在時間の例(赤い折れ線グラフ)