北海道伊達市は、7月12日、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)が提供するゼロトラストの考え方にもとづくリモートワークソリューションを導入し2022年7月1日より運用を開始したことを発表した。
ゼロトラストは、「信頼(Trust)を何に対しても与えない(Zero)」という前提に立ったセキュリティ対策の考え方で、社内外問わずすべてのアクセスに対して認証と許可を厳密に行う。
同市は、NTT Comが提供するリモートアクセスサービス「Flexible Remote Access」や次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」などを採用し、パブリッククラウドサービス利用時における不正侵入や情報流出リスクを低減する。
新システムの導入により、同市の職員はインターネット環境があれば、庁舎内に限らず自宅、出張先など勤務場所を選ばず通常の業務が行えるため、限られた職員数でも滞ることなく業務を進めることができるほか、育児、介護といった家庭環境においても業務継続が可能となるため、人材の流出防止にも貢献できるという。
伊達市は、新ソリューションの導入により実現した、柔軟でセキュアなリモートワーク環境を活用し、住民サービスの向上と職員の働きやすさの両立を図り、誰もが住みよい街づくりを推進するとコメントしている。