シュナイダーエレクトリックは7月12日、クラウドベースのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」に、リモートでラックマウントPDUの電源管理を可能にする「デバイスコントロール機能」を追加したことを発表した。
同機能により、遠隔地のIT管理者はモニタリングを行うだけでなく、ITインフラが設置されている現地に行かずにラックマウントPDUの電源オン/オフを操作できる。エラーなどの問題発生時にも遠隔操作からでも再起動を行うことができるため、迅速な復旧やスピーディーな原因特定などが行える。また、サーバやストレージなどの電源を遠隔地からよりオン/オフできることから、休日や夜間などの稼働不要時に電力を落とすなど、省エネ施策も実行可能となる。
オンプレミス型のDCIMで行っていた管理・監視や操作をクラウドベースでも柔軟に行える環境を目指し、同社は今後、ラックマウントPDU以外にもデバイスコントロール機能の対応機器範囲を拡充する予定だ。