NECは7月11日、Project Management Institute(PMI)と戦略的パートナーシップを締結し、ディシプリンド・アジャイル(DA)のコンサルティングパートナーとなることを発表した。同パートナーシップを通じて、同社はDAを自社のビジネス変革の参照モデルとして利用するとともに、企業や組織の課題解決のコンサルティングビジネス開発にも活用していく。

DAはアジャイル手法、リーン手法、ライフサイクル、戦略を網羅的に収めたライブラリーであり、その範囲はアジャイルスキルトレーニングから、バリューストリームの最適化、企業全体の真のビジネスアジリティのための手引きまでカバーするという。

DAではさまざまな開発手法をツール(道具)と位置づけ、「ツール・キット」として提供する。プロジェクトマネージャー、スクラムマスター、コンサルタントなどは、現場に最適な開発手法をツール・キットの中から選び、適宜組み合わせて使用する。

NECはDAコンサルティングパートナーとして、DAのツールキットを用いてアジャイルデリバリーにまつわる固有の課題に即したソリューションを継続的に提供できるシステムとチームを構築。また、現在行っているアジャイル人材育成に対してDAが提供する認定資格(DASM/DASSM/DAC)を活用してカリキュラムを強化し、自社のみならず、顧客企業などの変革をサポートできる人材として、DAのコーチング資格を有するコンサルタントの育成と体制強化を進める。