YE DIGITALは、同社が開発した「スマートバス停」の省電力型筐体を活用した実証事件を協力会社と5社のバス事業者と協働で北日本・東日本エリアで7月11日より開始する。郊外や山間部など移動コストやメンテナンスコストが高く、それでいて時刻表の張替え回数が多い負担の大きいバス停を対象に、省電力型スマートバス停を設置。業務負荷削減効果とQRコードを活用した新しいコンテンツダウンロード型ビジネスモデルの検証を行う。
実証実験は、YE DIGITALと西鉄エム・テック、産経新聞社、YONDEの4社を中心に実施、協力するバス事業者は秋田県の秋北バス、岩手県の岩手県交通、青森県の十和田観光電鉄、石川県の北陸鉄道、東京都のフジエクスプレスの5社で7月11日から約3ヵ月順次実施される。設置場所は、秋北バスの大館桂桜高校前、岩手県交通の森岡駅東口⑧のりば、十和田観光電鉄の工業高校(三沢方面)、北陸鉄道の松任海浜公園。フジエクスプレスのみなとパーク芝浦は7月下旬より設置される。実験に活用されるスマートバス停はYE DIGITALの電子ペーパー採用の省電力型スマートバス停「楽々モデル(Type-D)」。気象条件を選ばない乾電池駆動の省電力設計、設置も約30分で取付けられる仕様で電源供給が要らない。リアルタイムのバスの運行情報や広告表示などには対応していないが、スペースにQRコードを掲載できる。バス亭にQRコードを表示し、それをスマートフォンなどで読み取ることで産経新聞社の「探訪シリーズ」の旅写真コンテンツがダウンロードできるサービスを提供。サービスの運用結果によりQRコードの認知効果を分析、ビジネスモデルとして有効か検証を行う。