ミスミは7月7日、同社が提供するデジタル機械部品調達サービス「meviy(メビー)」にて、3Dデータから穴属性情報を自動認識する「穴タイプ自動認識機能」をリリースしたと発表した。
アップロードされた3Dデータをもとに機械部品の即時見積もり・発注を行うmeviyでは、注文されるほぼすべての機械部品で穴加工が求められるという。
同サービスでは従来、穴加工を必要とする機械部品の見積もり時には、画面上で穴属性情報を設定する必要があったとのことだ。
今回発表された自動認識機能では、CADデータ内で3Dデータに付与された穴属性情報がmeviyにも自動で連携されることで、タップ穴やはめあい公差などの自動認識が可能になったとしている。
これにより、ミスミは同サービスにおける見積もり作業効率が25%し、また設定ミスや確認漏れなどの人為的ミスも削減可能だとした。
なお同機能は、ダッソー・システムズが提供する機械設計用3D CADソフトウェア「SOLIDWORKS」のネイティブファイルに対応しており、今後はその他CADのネイティブファイルにも対応範囲を広げる予定とのことだ。