ダイキン工業(以下略、ダイキン)は、ビルや商業施設の設備情報を一元管理し設備点検、検針、報告書作成を遠隔で行うことができるクラウド型ビル業務管理システム「DK-CONNECT BM(ディーケーコネクト ビーエム)」の提供を7月8日より開始した。
ビル管理業務は多岐にわたり、管理担当者は施設に配置された設備に合わせて空調や電気、水道、ガス他複数の機器の点検、検針、作業報告書作成を日常的に行い、管理責任者は報告書の確認や施主への報告、ライフサイクルコスト向上のための修繕計画の立案などを行う。「DK-CONNECT BM」は、施設管理に必要な様々な情報をクラウドに集約することで人的負担の多いビル管理業務の省力化と効率化を実現するソリューションで、システムを導入することで点検作業がデジタル化され、管理担当者は点検時の情報入力をタブレットやスマートフォンで行える。表計算ソフトへの転記や報告書の作成、プリントアウトなどの無駄や繰り返しの多い作業を排除し、作業報告書自動作成機能により報告と連絡作業の負担も軽減。ビル管理責任者は直接担当物件に訪問することなくリモートでビルの管理情報を閲覧、ビルの状態を監視できるようになる。
システムは空調に強い同社ならではのクラウド型空調コントロールサービス「DK-CONNECT」やドレンパン遠隔点検サービス「Kireiウォッチ」とデータ連携にも対応、より細やかなビルメンテンサービスへの拡張性も確保されている。同社はライフサイクルコストを最適化する設備使用時間に応じた修繕計画策定機能を追加するアップデートを10月に予定、更なるサービスの充実を図る。サービスの利用料金は初期環境構築料金が税別400,000円。サービスの年額ユーザーライセンス料金が税別360,000円となっている。