LOOVICは7月8日、誰しもに共通する道を歩く迷いを解決し、スマートフォンの地図を見ながら歩くことなくできる社会を目指すことを実現するデバイス・サービスについて、同日からクラウドファンディングを開始したことを発表した。
今回のクラウドファンディングでは、スマートフォンを見ないで目的地に到着できる世界初のデバイス・サービスの開発資金を募る。「だれもが『迷わない』社会へ。人に優しいテクノロジーで移動の自立支援」というプロジェクト名で始められ、7月8日から7月31日までの期間で200万円を目標に行われる。
金額の目標到達ができなかったとしてもプロジェクトは実施される予定で、今回集まった資金は、初期の試作機の開発費用、UXの検証に対してのフィールドワーク調査費などにかかる必要資金として使用されるという。
新しい場所で移動する時に生じてしまう迷いの原因として「空間の認知」「空間の記憶」「体内コンパス」という3つの人間の苦手があるとして、同社はこの誰しもに共通する迷いを解決するデバイス・サービスの開発を行うことを決めたという。
特に、迷いにおいて悩みが深い「発達障害」「高次脳機能障害」「軽度認知症」といった視空間認知障害を抱える人々にターゲットを置いており、これらの症状を持つ人々が、一般社会での活躍するため、通勤・通学・通所といった「普通の生活の移動」という課題の解決を目指している。
同社は「視空間認知障害の人々の課題を解決するデバイスは世の中に存在していませんでした。私たちは世界で初めて、従来解決ができなかった方々の課題を解決する取り組みを行っています。誰もが迷わない社会を実現するため、どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします」と資金調達に込めた想いを宣言している。