ツクイホールディングスは7月8日、ugoのアバターロボット「ugo Pro」を介護付有料老人ホームで試験導入し、Grasol(グラソル)の障がい者スタッフがアバターロボットを遠隔操作する実証実験を開始したことを発表した。
今回の実証実験で、アバターロボット「ugo Pro」がケアサポーターの業務の一部を担当し、人とロボットで介護周辺業務を分業し介護スタッフの業務負荷軽減を目指す。また、アバターロボットの遠隔操作可能な仕組みを活用し、グラソルの障がい者スタッフが自宅にいながら遠隔接客対応を担当し働ける仕組みを構築するという。
これにより、障がい者スタッフの活躍の場の提供とともにに、ツクイグループ全体の障がい者雇用率向上へ繋げるとしている。
実証実験は介護付有料老人ホーム「ツクイ・サンシャイン横浜野毛」にて、2022年7月~2023年3月まで段階的に実施する。
アバターロボットの主な業務は、食事や入浴の時間に事前にルート設定した道のりを自動走行して居室前で声かけをし、エレベーターのボタン操作などをして来客を目的地へ誘導/来客への声かけ・誘導を行った際に、アバターロボットに内蔵されているカメラを通して遠隔操作しているスタッフが来客の様子を確認/移動の途中で出会った来客に挨拶、愛らしい表情で来客とコミュニケーション──。
各社の役割は、ツクイホールディングスが実証実験の取りまとめ、ugoがアバターロボットの提供、Grasolが遠隔スタッフとしての勤務、ツクイが実証実験の施設の提供および遠隔スタッフとのコミュニケーション。