VimのIDE化を目指すSpaceVimの開発チームは、現地時間2022年7月2日、バージョン2.0.0のリリースを公式サイトで報告した。ロジックの見直により、スクロールバーの速度を改善し、通知生成APIの「notify」に関する問題を修正している。また、関連パッケージを収集して機能を提供するレイヤーの追加や、そのレイヤーの一つ「chat」がgitterとIRCをサポートした。

  • SpaceVim バージョン2.0.0(画像は公式ブログより)

    SpaceVim バージョン2.0.0(画像は公式ブログより)

他にもvimのマルチカーソルをサポートするieditに、複数のキーバインドを追加し、編集ファイルを自動保存するautosaveプラグインも実装している。vim関連では、vim-bookmarksやvim バージョン8のクリップボード、スクロールバーのサポートも加わった。なお、新しいキーバインディングが多数追加されたので、SpaceVim利用者は確認しておくといいだろう。なお、インストール方法は従来と変わらず、LinuxやmacOSはcurlによる取得、Windowsはインストールスクリプトを用意。ただし、既存のvim環境に影響をおよぼす可能性があるため、開発チームはDockerの利用を薦めている。