Mimecastは2022年7月30日(米国時間)、「The BYOD Model Has Changed — and So Must BYOD Security|Mimecast」において、リモートワークの増加によるBYODの拡大とBYODに対するセキュリティの必要性を伝えた。BYODのセキュリティはテクノロジーやポリシー、従業員のセキュリティに対する意識向上などに、これまで以上に依存するようになったとしている。
企業や組織に個人所有のデバイスを持ち込むことや仕事で利用することを「BYOD(Bring Your Own Device)」という。パーソナルコンピューティングデバイス(スマートフォンやタブレットを含む)の利用率や有用性が高まるにつれてBYODが拡大したといわれている。そして、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)によるパンデミックによるリモートワークの拡大が、これまで以上にBYODを増加させたとMimecastは述べている。
BYODのセキュリティは企業や組織がユーザーのデバイスをどれだけ徹底的に管理できるか、ユーザビリティとセキュリティのバランスがどの程度取れているかという2つの主要因に左右されると指摘されている。また、個人所有のデバイスで最も広く使われている電子メールアプリを取り上げ、同アプリがサイバー犯罪者の最大の標的となっていると警告している。
Mimecastdeはユーザーが所有するデバイスには固有の課題があるため、それらを完全に保護することは困難であると説明。企業や組織はBYODのリスクを低減するための戦略を策定または修正する際にテクノロジー、ポリシーおよび従業員のセキュリティトレーニングを考慮する必要があるとアドバイスしている。