楽天モバイルと東京電力パワーグリッド(東電PG)は7月1日、携帯電話基地局の建設事業を行う新会社「楽天モバイルインフラソリューション株式会社」を設立し、同日より営業を開始したことを発表した。新会社の資本金は3億円で、楽天モバイルが51%、東電PGが49%出資する。

楽天モバイルインフラソリューションは、楽天モバイルのネットワーク拡大のために公共アセットを有効活用し、楽天モバイルの基地局設備に関する設置仕様の開発、ならびに設置工事管理を行う。基地局整備の効率化と安定的な通信環境提供を目指す。

楽天モバイルは、楽天回線エリアの4G人口カバー率を予定の約4年前倒しで達成。また、迅速なネットワーク構築を行うための選択肢の一つとして、一部の電力アセットを活用し、基地局を併設している。

今回の新会社設立により、4G・5Gネットワークのエリア拡大、ならびに基地局の高密度化を推進することを目指す。安定的なサービス提供を目指し、通信インフラ整備を強化する考え。また、既存の電力アセットを活用し、基地局整備におけるコスト効率も高めていく方針だ。