テクマトリックスは、同社が日本での総販売代理店を務めるRanorex Inc.(以下略、Ranorex社)のソフトウェアUIテスト自動化ツール「Ranorex」の最新バージョン10.2日本語版の販売を開始した。
「Ranorex」はデスクトップアプリ、Webアプリ、モバイルアプリ開発時にUIを使った実行テストの負担を軽減するための自動化ツール。一般的なツールでは難しいオブジェクトを認識する能力を備え、テスト自動化のための複数の機能が搭載されている。最新バージョンの10.2では、最新のWindows 11、iOS 15、Android 12をサポート。Webブラウザやモバイルテスト時に活用するインストルメントウィザード機能を強化、Androidアプリのパラメーター設定を自動検出できるなどセットアップ作業が効率的に行えるようになっている。デスクトップアプリケーションでは、「JCEF(Java Chromium Embedded Framework)コントロール」「JxBrowser/swt.BrowserViewクラス」「DelphiTAdvStringGridの非表示列」「DotNetBrowserコントロール」をオブジェクトとして認識できるようになる。同様にWebアプリケーションでは「Chrome_RenderWidgetHostHWNDクラス」やHTML内での「SVGタグ」、モバイルアプリケーションでは「AndroidのNumberPicker」が認識可能となる。「Ranorex 10.2」は6月29日より販売開始され、出荷は7月7日からの予定となる。2022年6月29日までに保守サービス契約済みのユーザーは無償でのバージョンアップにも対応する。