アイリスオーヤマは6月30日、超短投写プロジェクターに電子黒板機能が搭載できるインタラクティブセットを付属した、「書けるプロジェクター」2機種を2022年7月末より発売することを発表した。

  • 「書けるプロジェクター」を利用しているイメージ

    「書けるプロジェクター」を利用しているイメージ

近年はGIGAスクール構想のもとで生徒1人1台のPCやタブレット端末が整備されつつあり、デジタル教科書などの普及と共に掲示環境のデジタル化も進められている。特に、電子黒板機能を搭載した大型掲示装置の需要が拡大しているという。

これらの大型掲示装置は生徒が主体性を持ちながら能動的に学ぶアクティブラーニングを推進するツールとして、今後さらに教育現場への導入が進むと予測されているほか、オフィスにおいてもオンライン会議などの普及によりプロジェクターを使用する機会は増加している。

アイリスオーヤマが今回提供を開始する「書けるプロジェクター」は、超短投写タイプのプロジェクターにインタラクティブセット(インタラクティブカメラ、インタラクティブカメラ取付ホルダー、インタラクティブボックス)を付属し、スクリーンに映した映像の上に直接書き込めるため、より効果的かつ効率的な授業の支援を目的としているようだ。書き込んだ画面は保存や配布が可能で、過去の授業内容などを参照できるという。同セットだけでインターネットに接続できWebサイトやデジタル教科書を容易に閲覧可能。

さらに、専用アプリ「EShare」を利用することで各種端末間での相互ミラーリングができるようになり、投写画面を生徒のタブレット端末に配信したり、端末で表示した画面をプロジェクターに送信したりと、グループワークなどのアクティブラーニングもサポートするとしている。また、これらの機能はビジネスシーンにおいてもミーティングの活性化やディスカッションを促し、オフィスでの会議を支援するという。

また、同社は7月に電子黒板2機種を発表する予定であり、それらと合わせて利用することで自治体や各企業のニーズに柔軟に対応していく姿勢だ。

  • 「書けるプロジェクター」の基本情報

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  • 「電子黒板」の基本情報

    「電子黒板」の基本情報