Microsoftは現地時間2022年6月28日、各プラットフォームのMicrosoft Excel(以下、Excel)の機能更新を公式ブログで報告した。Office Insiderのベータチャネル(バージョン2207/ビルド15402.20002)のWindows版Excelに、画像ファイルやクリップボード内の画像データから数値を読み取る機能を追加した。印刷物やWebサイトからのデータ読み取りに利用できる。最新チャネルのWindows版Excelに対しては、スクリーンリーダー利用者向けにピボットグラフの代替テキストがない場合、自動的に挿入する機能が加わっている。
Excel for the Web(以下、Web版Excel)はシートを保護する「保護の管理」機能が新たに加わった。保護のオン・オフや一時的な保護停止など、柔軟に保護状態を構成できる。他にもデータのフィルター処理を視覚的に実行するスライサーを適用するピボットテーブル適用範囲を選択する機能や、ブック間の数式選択を利用したブックリンクの作成機能が加わった。
Excel for Mac(以下、macOS版Excel)もWindows版Excelと同じく、ピボットグラフの自動代替テキスト提案機能や、Power Queryを利用して、Excelワークシートファイルやテキストファイル、CSVファイルなどからのデータインポート機能に対応した。なお、一連の新機能はPDFファイルの「Excel Features Availability」で確認できる。