ナビタイムジャパンは6月29日、同社が提供する業務支援Webサービスである「NAVITIME Tools」および法人向け地図・ルート検索のWeb画面付きAPIである「NAVITIME Widget API」において、自動車での通勤費算出機能を提供開始すると発表した。
新機能により、渋滞の電車やバスでの通勤費算出機能に加え、自家用車(マイカー)通勤の通勤費算出や交通費支給に対応できるという。
従業員が申請された通勤経路や距離の妥当性の確認や、企業により異なる有料道路の使用可否や移動距離あたりの交通費支給額の設定などを1つのサービス/システム上で一度に確認可能にすることで、人事・総務部門の業務負荷を軽減し、業務効率化や生産性向上をサポートするとしている。
同社の経路探索技術を生かし、新規開通道路の最短翌日反映などによる正確なルート算出に加え、高速道路料金の時間帯による割引や期間限定の特別料金などにも対応しているといい、実際の日々の通勤実態に合ったルートと通勤費の算出が可能。
NAVITIME Toolsは、1回ごとの買い切り型で利用できるWebサービス。従業員の住所リストと1か月の勤務日数を入力すると、有料道路の使用有無、出社時間、1kmあたりの通勤費支給額、ルート条件(所要時間が短い/料金が安い)、ETC利用有無、課税判定有無を検索条件として、1か月の支払総額、自宅から就業先までの時間と距離、有料道路片道料金、非課税上限額、有料区間などを出力する。料金は、100件ごとに2200円。
NAVITIME Widget APIは、Web画面付きの地図・ルート検索API。交通費計算機能のあるWeb画面を読み込むことで利用でき、システム開発者でなくてもユーザー企業のシステムへ組み込み可能といい、最短1日で導入可能としている。
ルート検索時には有料道路の使用有無を設定でき、また車両区分や車高・車幅などの車体情報を指定して、その車両が通れるルートを検索できるとのこと。
ルート検索結果は地図上に表示するため、視覚的にも妥当性が確認しやすく、地図上で一度検索した場所のピンを動かして再検索も可能という。また、多様な高速道路料金割引を考慮した料金、自宅から就業先までの距離と時間を算出可能としている。