Chatworkとコニカミノルタジャパンは6月29日、6月27日に業務提携契約を締結したことを発表した。
今回の業務提携により、Chatworkは中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するサービスを紹介する「Chatwork DX相談窓口」において、コニカミノルタジャパンが提供するオンラインマニュアル作成・運用サービス「COCOMITE」を紹介する。そこで得られたChatworkの顧客に対してコニカミノルタジャパンが「COCOMITE」を提供するというプロセスにより、人材教育の効率化に課題を抱える中小企業の支援を強化する方針だという。
「COCOMITE」とは、オンライン上でマニュアルを作成し、運用できるサービス。画像や動画を用いた見やすく分かりやすいマニュアルが、誰でも簡単に作成できることが特徴で、PCだけではなく、タブレットやモバイル端末からの閲覧も可能なため、社内外問わずどこからでもマニュアルにアクセスすることが 可能。スキルやノウハウの共有をスムーズにすることで、人材育成における課題の解決や業務の属人化の防止、生産性の向上などに大きな効果が期待できるという。
今回の提携の背景には、中小企業における人手不足は年々深刻化しており、採用後の研修・教育訓練を行う時間的余裕がない、研修・教育訓練を担当する人材が不足しているなどの課題があるという。
特に研修・教育訓練の具体的な取り組みである「マニュアルの作成」は、多くの業務時間を費やす必要があり、中には1日の勤務時間相当の時間を費やしている実態も浮かび上がっていることから、人材を確保するだけでは人手不足に関連する潜在的な課題を解決することはできないという。そのため「Chatwork DX相談窓口」のラインナップとしてオンラインマニュアル作成・運用サービス「COCOMITE」を提供する運びになったそうだ。