NTTアドバンステクノロジ(以下略、NTT-AT)とパーソナル人工知能の開発と研究を行うオルツは6月28日、NTT-ATのマイクロフォンモジュールとオルツの動議事録作成ツールを融合した「AI GIJIROKU(AI議事録 MAX)」β版のリリースを発表、同時に機能の実証実験に参加するパートナー企業の募集を行う。

「AI GIJIROKU MAX」は、議事録作成ツールの課題であった複数名が参加する会議での同時発話に対応。1つのデバイスで6話者までの集音を実現、複数人が声を重ねず順次発話した場合で95%以上、同時発話の場合でも90%以上の精度を保つことができたという。

NTT-ATの最大12方向の音を個別に分離し、集音する機能を持つマイクロフォンモジュール「Voice Compass」とオルツが開発した独自のパーソナライズ技術で話し方のクセを捉えて記録する自動議事録ツール「AI GIJIROKU」を組み合わせることで実現されているが今回、両社は実際にβ版を活用して複数人での議事録作成を検証する実証実験パートナー企業を募集、応募フォームで問い合わせを受付けている。

議事録作成ツールを提供するオルツは2014年創業、パーソナル人工知能を作成しクラウド上でクローンに業務をさせる技術の開発と研究を行うベンチャー企業。「AI GIJIROKU」以外にもAIクローン調査システム「Nulltitude」、24時間AIが顧客対応を行う「NeoRMR」などの提供を行っている。