富士ソフトとナビコムアビエーションは6月29日、航空機を安全に運航するためのサービス開発および基盤整備、最新技術の導入支援を共同推進することを目的とした協業を開始すると発表した。
ナビコムアビエーションは、「航空機搭載用地図情報表示システム」、「航空機の動態管理システム」、「衛星通信サービス」の3つのサービスを提供しており、航空機の運航支援を推進している。今後、製品の強化や導入支援を拡大するにあたり、ソフトウェア開発体制の強化が急務となっていたという。
一方、富士ソフトは、独立系SIerとして公共分野において防災・航空分野を中心としたSI事業を展開。特に地図情報システムやGISエンジンの開発をはじめ、さまざまな業種・業界にソリューションを提供しており、今後さらに、ICT分野の最新技術を活かして防災・航空分野における顧客への高付加価値サービスの提供を目指している。
今回の協業により、ナビコムアビエーションの航空機向け事業における技術・ノウハウと、富士ソフトのICT分野における技術・開発力を融合させる。航空機向け領域に新たなビジネスを創造し、事業の強化・拡大を目指すとのことだ。