Linuxでは、システムにおけるリソースの消費状態をtopというコマンドで調べることができる。 Linuxシステムがどういった状態にあるのかを調べる基本的なコマンドの一つで、多くの情報を得ることができる便利なコマンドだ。Opensource.comが、「My favorite Linux top command options|Opensource.com」において、topコマンドの便利な使い方を取り上げているので、ポイントを紹介しよう。
Opensource.comが取り上げているtopコマンドの主な使い方は次のとおり。
使い方 | 内容 |
---|---|
top | システム統計情報とシステム情報の確認 |
「Z」 | 出力の色を変更する。見にくいときにZキーを押して判別しやすくする |
「1」 | CPUの統計情報をコアごとに出力する。もう一度押すとCPUまとめての統計情報に戻る |
「m」 | メモリの使用量をグラフィカルに表示する |
「K」 | プロセスIDを指定してプロセスを終了する |
「Shift」+「L」 | 指定した文字列でプロセスを絞り込む |
top -u ユーザ名 | 指定したユーザが実行したプロセスのみを表示する |
top -i | システムにおいてアイドルしている状態のプロセスを表示する |
top -d 5 | topコマンドが表示する情報の更新間隔を5秒おきに変更する |
top -n 2 | topコマンドが表示する情報の更新回数を2回とし、そのあとは終了する |
topコマンドの機能や実装はカーネルに依存しており、LinuxディストリビューションやUNIX系オペレーティングシステムごとに使い方やオプションが異なっている。記事では、より詳しい使い方に関してはそれぞれのオペレーティングシステムのmanページを参照するように呼びかけている。