SUSEのSLEエンジニアリングチームは6月24日(米国時間)、「Good news everyone! SLE 15 SP4 is now released|SUSE Communities」において「SUSE Linux Enterprise 15 Service Pack 4 (SLE 15 SP4)」の公開を伝えた。コード全体の少なくとも23%が更新されており、openSUSE Factoryからパッケージの同期が実施されている。
SUSE Linux Enterprise 15 SP4の主な変更点は次のとおり。
- いくつものバックポートを実施したLinuxカーネル5.14を同梱
- GNOME 41.xを最新の安定したアップストリームリリースへ更新
- NVIDIA GPUカーネルモードドライバを最新のリリースへ更新
- SLSA 4準拠を既存のセキュリティ認定に追加
- ユーザランドライブパッチ機能を搭載
- PHP8とOpenJDK17を追加
- PostgreSQL 14をデフォルトのPostgreSQLバージョンへ変更(PostgreSQL 13はレガシーモジュールへ移行
- KVM for ARMに64Kページサイズサポートを追加
- 非推奨だったPython2、pam/nss ldap、openldap2-serverを削除
SUSEはこのところ1年おきに新しいSPリリースを行っている。また、openSUSE 1.54もリリースされている。