ローソンは6月24日、郵便局の空きスペースを配送拠点とした移動販売サービスを開始することを発表した。新潟県南魚沼市にある「越後上田郵便局」の倉庫を、対面販売を実施しない「移動販売専用店舗」と位置付け、商品在庫の保管や移動販売車両の拠点として運用する。この取り組みはローソンでは初とのことで、買い物に不便を感じている人々の買い物環境の向上を狙う。
ローソンは2013年より本格的に移動販売を開始し、現在35都道府県の約100店舗で近隣の高齢者施設や事業所など買物が困難な場所で展開している。これまでは、既存の店舗で発注した商品を移動販売車両へ積み込み、周辺の地域で移動販売を実施していたため、拠点となる店舗がある地域でしか移動販売を行っていなかった。
今回、郵便局の空きスペースを移動販売専用店舗として活用することで、周辺にローソン店舗がない地域でも移動販売を行うことが可能になった。おにぎり、サンドイッチ、お菓子、飲料など約300種類の商品を並べる。また、地元スーパーと連携した野菜、果物、肉といった商品も販売するとのことだ。