ラックは6月23日、最新のセキュリティ脅威に関するトピックを同社のセキュリティエンジニアが技術的な観点で発信する「ラック脅威情報ブログ」を開設したことを発表した。
ブログでは、同社が観測したサイバー攻撃の傾向やマルウェアなどの脅威分析に加えて、新たなサイバー攻撃の手口や脆弱性情報などのトピックを発信する予定だという。現場担当者の適切なサイバーセキュリティ対策や、経営陣の将来のリスク予測に役立てられるような情報発信を目指すとのことだ。セキュリティ脅威についてだけでなく、ビジネスへの影響という観点からの解説も加えるとしている。
ランサムウェアやEmotetなどのマルウェアによるサイバー攻撃は、情報漏えいや情報システムが使用不能になるリスクがあるだけでなく、事業自体を停止せざるを得なくなるなど被害が大きい。サイバー攻撃の被害を回避するためにも適切な対策は重要であり、国内の組織を標的とする脅威については日本独自の脅威情報の収集や日本特有の商習慣を分析した脅威分析も必要となる。
同社はこれまでにも、「LAC WATCH(ラックウォッチ)」を通じて注意喚起やテクニカルレポートを発信してきたが、よりタイムリーな情報を求める要望を受けて、「ラック脅威情報ブログ」の開設に至ったとのことだ。