NTTデータ、インフキュリオンは6月21日、十六銀行とともに、岐阜県恵那市プレミアム付き商品券事業において、2022年8月より地域振興券電子化ウォレットサービスを提供すると発表した。
同サービスは、これまで紙で取り扱っていた地域振興券を電子化するキャッシュレスサービス。クレジットカード決済に加え、銀行勘定系システムとの連携により、銀行口座からのプレミアム付き地域商品券への直接チャージが可能(この機能は2022年11月から提供開始予定)。
銀行勘定系システムとの連携手段は、Bank Pay(バンクペイ)による接続を予定しており、勘定系に対する特別な改造は不要となっている。
同サービスにより、利用者はクレジットカードなどを使ったチャージに加えて、銀行口座から直接残高をチャージし、スマートフォンで支払いまでを完結することが可能になる。また、お釣りがもらなかった紙の商品券と異なり、1円単位で商品券を利用可できるようになる。
同サービスにより、地域金融機関は、「紙券で対応していた換金業務、販売業務の削減」「地域通貨/プレミアム付き商品券に銀行口座から直接チャージできることによる銀行口座の利便性向上」「新たなマネタイズポイントの創出」といったメリットを得ることができるという。
同サービスは単なるキャッシュレスサービスにとどまらない地域DXエコプラットフォームとしての拡張を視野に入れており、地方自治体、地元企業、地域住民のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援することが可能とのことだ。