スカイコムは6月20日、PDFの編集や変換技術を利用できるWebAPI「SkyPDF WebAPI」およびマルチデバイス対応のブラウザ型PDFビューア「SkyPDF WebViewer」をマイナーバージョンアップし、GPKI(政府認証基盤)やLGPKI(地方公共団体組織認証基盤)が発行する証明書を使用して電子署名を付与したPDFファイルの署名検証に対応したことを発表した。同日より販売開始した。
「SkyPDF WebAPI」は、REST I/Fを利用してWeb環境でもPDFの編集や変換技術を利用できるAPI群。「SkyPDF WebViewer」は、Webブラウザー上でPDFファイルを閲覧できるマルチデバイス対応のPDFビューア。
今回の両製品のマイナーアップデートにより、官庁職員がGPKI(政府認証基盤)より発行された官職証明書、自治体職員がLGPKI(地方公共団体組織認証基盤)より発行された職責証明書を使用して電子署名を付与したPDFファイルの署名検証が行えるようになった。これにより電子証明書の有効性を確認し、署名者のなりすましや文書が改ざんされていないことを確認できる。
なお、政府認証基盤(GPKI=Government Public Key Infrastructure)は、行政機関に対して電子申請や届出を行う際、PKIの技術により、真にその名義人によって作成されたものか、内容が改ざんされていないかを確認する仕組みとして整備されたもの。地方公共団体組織認証基盤(LGPKI=Local Government Public Key Infrastructure)は、住民や企業が地方公共団体に対して電子申請や届出を行う際、もしくは地方公共団体間で文書のやり取りを電子的に行う際、PKIの技術により、真にその名義人によって作成されたものか、内容が改ざんされていないかを確認する仕組みとして整備されたもの。GPKIとLGPKIは相互認証を行っている。