NTTドコモ(以下、ドコモ)は6月21日、Skydio社が提供する自律飛行型ドローン「Skydio 2」「Skydio 2+」「Skydio X2」で撮影した映像をリアルタイムで多拠点の遠隔地から確認できる映像伝送サービス「Skydio Streaming」を企業および自治体向けに提供開始することを発表した。
これまで、Skydioのドローンは撮影後に機体から手動でデータを抜き出す必要があるため、撮影データの確認やクラウドなどでのデータ共有の際は時間がかかっていたという。しかし同サービスでは、PCのWebブラウザからSkydioのドローン管理サービス「Skydio Cloud」にアクセスすることで、ドローンが撮影している映像を遠隔地からでもリアルタイムで確認できるようになる。
ドコモは6月21日から「docomo sky」のサービスメニュー「技術検証」として受付を開始し、8月以降にプロダクトメニュー「オプション」として提供を開始する予定。同サービスの導入に際しては、ユーザーが希望する場所でサービスの有用性を事前に確認できるとのことだ。
同サービスにより、災害現場など人の立ち入りが困難なエリアの状況をドローンにより撮影し、遠隔地にある災害対策本部や事務所から安全かつ迅速に把握できるようになるという。さらに、ドローンに搭載している全方位の障害物検知を実現する自律飛行技術や、GPSが取得しづらい環境での安定飛行技術を用いることで、災害時の橋梁下など従来はドローンを利用した被災状況の確認が困難である場所においても有用としている。