アメリカ合衆国司法省(DOJ: United States Department of Justice)は6月16日(米国時間)、「Russian Botnet Disrupted in International Cyber Operation|USAO-SDCA|Department of Justice」において、ドイツ、オランダ、英国の法執行機関およびそのパートナーと共にロシアのボットネットインフラ「RSOCKS」を無効化したと伝えた。
DOJはRSOCKSボットネットが世界中の数百万台のハッキングされたデバイスで構成されていたと説明。このボットネットは当初IoTデバイス(産業用制御システム、タイムクロック、ルータ、オーディオ/ビデオストリーミングデバイス、スマートドアロックなど)を標的としており、後にAndroidデバイスや従来のデバイスも感染対象として拡大していったとされている。
アメリカ連邦調査局(FBI: Federal Bureau of Investigation)の特別捜査官は 、今回の作戦によって米国および海外でサイバー侵入を行っていた高度に洗練されたロシアに拠点を置くサイバー犯罪組織を崩壊させたと説明するとともに、今後もこうしたサイバー犯罪に対応していくと説明している。