丸紅ネットワークソリューションズは6月17日、企業のシステムごとに設定された複数のID管理を支援するIAM(Identity and Access Management)ソリューションの提供を発表した。

  • IAMソリューションのイメージ

    IAMソリューションのイメージ

同ソリューションは、アカウント管理やID・パスワード管理の負荷とリスク軽減、また、システムへのアクセス時の負荷軽減を目的に、IDプロビジョニングサービス、IDaaS(ID as a Service)、フェデレーション対応サービスを組み合わせて提供するものだ。

IDプロビジョニングサービスでは、業務で利用するSaaS(Software as a Service)やオンプレミス環境の社内システムとのID連携が可能だ。人事異動などでアカウント情報を変更した際には、全システムに対して動的に同期を行える。

IDaaSでは、利用しているSaaSのID情報を統合し、1つのID・パスワードで複数のSaaSへのアクセスを可能とするSSO(シングルサインオン)機能を持たせる。

フェデレーション対応サービスでは、SAML(Security Assertion Markup Language)に対応していない一部の国内SaaSやオンプレミスのシステムに対して、IDaaSでのログインによる認証情報をもとに代わりにSAML非対応システムのログインを行える。