転職・働き方・キャリア構築などのコンテンツを発信している「キャリアバイブル」を運営するNEXERは6月17日、新卒で会社に就職している全国の男女1560人を対象に実施した勤続年数に関するアンケートの結果を発表した。

同アンケート結果によると、35.1%(548人)が転職して別の会社に勤めていることが分かった。新卒で入社した会社には何年間勤めたかについて聞いたところ、「3年~5年未満」が17.2%と一番多かった。10年未満と答えたのが74.5%と、新卒入社した会社を10年未満で退職している人が多い傾向が見てとれる。

  • 全国の男女1560人の現在の状況 資料:「キャリアバイブル」

    全国の男女1560人の現在の状況 資料:「キャリアバイブル」

  • 74.5%が「新卒入社した会社を10年未満で退職している」 資料:「キャリアバイブル」

    74.5%が「新卒入社した会社を10年未満で退職している」 資料:「キャリアバイブル」

転職した理由を聞いてみると、「もともと違う仕事に就職したいと思っていたから(30代・女性・1年~2年未満)」「ブラック企業で、将来性もないと思ったから(50代・男性・7年~10年未満)」といった回答があった。

次に、「定年退職した」と回答した26%(405人)の人に、定年退職するまでの間に何社に勤めたかについて聞いたところ、51.4%が「1社」と回答。すでに定年退職をしている年代の人は、半数以上が転職を経験していないことが判明した。

  • すでに定年退職している51.4%が「一度も転職していない」 資料:「キャリアバイブル」

    すでに定年退職している51.4%が「一度も転職していない」 資料:「キャリアバイブル」

一度も転職しなかった理由を聞いてみると、「転職するリスクより、そのまま努力する方がベターと感じた(60代・男性)」「定年退職まで勤務すべきと考え生活した(60代・男性)」「1社を勤め上げるのが当然だから(60代・男性)」といった回答が見られた。