TISは6月16日、事業会社とスタートアップとのビジネスコラボレーションを目指す「TIS共創イノベーション・コンソーシアム」において、5Gなどの次世代通信技術をテーマにPoCを実施したと発表した。

同コンソーシアムは2018年より開始、同社とスタートアップとの連携にとどまらず、各業種・業界において豊富なノウハウと経営基盤を持つ大手企業(パートナー企業)にも参加してもらい、イノベーションのエコシステムの早期の実現を目指している。

これまで「地域活性化は」、「スマートシティ」といったテーマをもとに活動を行ってきたが、今回「5G/ローカル5G等の次世代通信技術」をテーマにし、5G技術を活用したサービス・ソリューションを検討するパートナー企業、スタートアップ企業それぞれ5社、計10社に参加してもらい、各社の技術とアイデアを組み合わせ3組のPoCを実施した。

実施したPoCは「自律走行ロボット「Mighty」を活用した商品配送、及び映像データの活用検証」「ローカル5Gを活用したAI映像解析プラットフォーム「SCORER」の稼働検証」「3Dアバターソリューションを利用した苦痛スクリーニングへの有用性検証」。

今後は、コンソーシアムのPoC成果を踏まえて、スタートアップ企業への出資や同社を含むパートナー企業とスタートアップ企業との継続的な協業による新規ビジネスの立ち上げなどを目指す。

  • 「TIS共創イノベーション・コンソーシアム」の概要