パナソニックホールディングスは6月16日、リアルタイム音声配信プラットフォーム「CHEERPHONE(チアホン)」を活用して2021年9月~2022年5月までの期間で実施した、競技関係者やアスリートによる実況や解説などを会場でリアルタイムに視聴できる音声配信サービスに関するアンケート調査の結果を発表した。
同調査は、WEリーグ(女子サッカープロリーグ)、Jリーグ(男子サッカープロリーグ)、リーグワン(男子ラグビープロリーグ)、ジャパンサイクルリーグ(サイクルロードレースプロリーグ)などのプロスポーツリーグの公式戦やエキシビションにて実施したリアルタイム音声配信サービスを視聴した人を対象に実施したもの。
同調査により、体験前との比較において、リアルタイム音声配信サービスを聞くことで「スポーツ観戦そのものが楽しくなった」という声が90%、「チームや選手への理解が深まりより好きになった」という割合が93%という結果が明らかになったという。
同社はこの結果を受けて、スポーツ観戦に訪れた来場者に対して、リアルタイム音声配信サービスを提供することによって、顧客の体験価値を高めると共に、チームや競技団体やアスリートとのファンエンゲージメントの向上が期待できるとの見方を示している。
また、サービスの継続利用意向について、「音声配信サービスがあればまた利用したい」という人が93%、「音声配信サービスがあることでまた会場に来場したくなる」という人が88%という結果も明らかになっている。
アンケートに寄せられた主なコメントとしては「テレビなどの中立的な解説と比べ、チーム寄りの解説だったので、とても楽しかった」「ルールや戦術だけでなく、選手への理解を深められるので、また会場に来たくなった」「これがあれば一人で観戦に来ても寂しくない」などが紹介されている。
同社は、国内のスポーツ観戦市場における新規ファンの獲得やファンエンゲージメント向上を重要な課題として挙げており、「CHEERPHONE」の提供を通じて、これらの課題解決を行うとともに、より多くの人がよりスポーツ観戦を楽しめる社会の創造に貢献していくとしている。
同サービスのテスト導入パッケージ料金は、10万円で、「同時視聴人数500人までのサービスライセンス利用料」「配信オペレーションサポート費用」「機材レンタル費用(配信者4名構成まで)」「アンケート実施/集計費用」が含まれるという。