リコーは6月16日、東京証券取引所に「株式会社PFUの株式取得（子会社化）に係る株式取得日程の延期に関するお知らせ」を適時開示したことを発表した。当初は2022年7月1日に株式取得を実行する予定だったが、「公正取引委員会より排除措置命令を行わない旨の通知を受領し、準備が整い次第速やかに」としている。

同社は4月28日に、「株式会社PFUの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」を公表し記者会見を開いた。富士通から子会社であるPFUの発行済み株式数の80%を取得し、リコーの連結子会社とするための準備を進めていたとのことだが、公正取引委員会における企業結合審査に要する時間を考慮した結果、日程変更に至ったという。

なお、リコーおよび富士通は株式譲渡契約に基づき本株式取得を実施する方針に変更は無いとのことだ。リコーによると、株式取得日程の延期に伴う同社の2023年3月期通期連結業績に与える影響は軽微とのことだ。