SOLIZEと日本HPは6月15日、トヨタ自動車が、3Dプリンタでの試作品製作および最終製品製造の検証活用のため、SOLIZEが販売を行うHPの3Dプリンティングソリューションを導入したと発表した。
トヨタは2021年より、廃版となった補給部品を3Dプリンティングにより復刻し、純正部品として再販売する取り組みを行っている。同プロジェクトでは、SOLIZEが「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」を活用した部品の製造を担当しているという。
そしてトヨタは今般、より柔軟な製造プロセスの構築に向け、試作品製作および小ロットの最終製品製造における3Dプリンタの活用適用を視野に、HPの3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 5200シリーズ」を導入したとのことだ。
「HP Jet Fusion 5200シリーズ」は、HP独自の3Dプリンティング技術が提供する機能を活用し、部品の設計と製造を可能にするという。またHPは、世界の主要自動車メーカーをはじめとする製造業との取り組みを基に、顧客が求める性能および機能条件に対応するソリューションを提供するとした。
HPの販売パートナーであるSOLIZEは、自社でも「HP Jet Fusion」を5台活用するなど、3Dプリンタに関する知識とノウハウを有するといい、今回のトヨタへの3Dプリンタ販売にあたっては、導入支援を行ったとしている。