LINEは6月15日、「LINE Beacon」を使用したデジタル店頭POPソリューションである「LINE POP Media」の正式提供を開始した。2022年6月の時点で合計22社、約2万4000店舗での導入を予定している。

  • LINE POP Mediaのイメージ

新ソリューションでは、店内に設置したLINE Beaconを通じて、ユーザーが小売店に来店した際にLINEのトークリスト最上部にメーカー企業の広告を掲載可能とするもの。アナログPOPなどの施策をデジタルで代替して購買直前のユーザーにアプローチすることで、購買しようとしているユーザーに対し、商品棚への誘引や購買の後押しが可能になるという。

小売業の大きな課題の1つとして、慢性的な人手不足が挙がっており、店舗スタッフのオペレーションの削減が急務になっている。

店頭販促の一手段として紙媒体のPOPの設置などを行っているが、これらは店舗スタッフが手動で行っているため店舗スタッフの業務過多の要因の1つとなっており、人手不足の解消のためにも業務の改善が求められているという。

同ソリューションの導入により、メーカー企業の商品情報やキャンペーン情報をユーザーのLINE上に配信するため、従来の紙媒体のPOPの設置が不要となり店舗スタッフのオペレーション削減につながるとしている。

紙媒体をデジタルメディアに代替することで、環境負荷軽減に寄与できSDGsへの貢献も期待できると同社はいう。