米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は2022年6月14日(米国時間)、「Citrix Releases Security Updates for Application Delivery Management|CISA」において、Citrix Application Delivery Managementに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Citrix Application Delivery Management Security Bulletin for CVE-2022-27511 and CVE-2022-27512

    Citrix Application Delivery Management Security Bulletin for CVE-2022-27511 and CVE-2022-27512

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Citrix ADM 13.1-21.53より前の13.1系
  • Citrix ADM 13.0-85.19より前の13.0系

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Citrix ADM 13.1-21.53およびこれ以降のバージョン
  • Citrix ADM 13.0-85.19およびこれ以降のバージョン

脆弱性は深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。