ジェイックは6月15日、同社が実施する新入社員研修の受講者に対して行ったアンケートの結果を発表した。これによると、働き方について「リモートワーク・在宅勤務と出社のハイブリッドで働きたい」との回答が43.6%に上っている。
同調査は3月31日~4月16日にかけて実施したものであり、回答者数は760人。リモートワークや在宅勤務などの働き方をしてみたいかとの質問には、「リモートワーク・在宅勤務と出社のハイブリッドで働きたい」が43.6%、「出社して働きたい」が22.9%だった。
上司からの指導を受けやすく、社内の人間関係が築きやすい出社と通勤時間をカットできるリモートワークそれぞれの良さを生かし、バランスよく働きたい新入社員が多いと同社は推測する。
将来的に副業してみたいか聞いたところ、「今の時点では判断できない」が47.9%を占める一方で、「強く思う」と「思う」が計31.6%、「まったく思わない」と「思わない」が計20.5%と、副業をしてみたいと思う人が思わない人を上回っている。
人生100年時代で働く年数が長くなると言われる中で、スキルや経験値のアップを目指したい、転職や独立のきっかけを掴みたいなどの理由で、副業に興味を持つ新入社員が多いと同社は見ている。
入社した企業に何年勤めると思うかを尋ねると、「今の時点では分からない」が28.7%と最多だった一方で、「定年まで」が18.3%、「6~10年以内」が17.2%、「4~5年以内」と「10年以上」がいずれも15.7%と、結果にばらつきが見られる。
安定を目指して10年以上または定年まで働きたいと思う新入社員と、経験を積んで3~10年以内に転職または独立したいと考える新入社員などがいて、キャリアに関する考え方が多様化していると同社は分析している。