インターネットイニシアティブ(IIJ)子会社でネットワーク構築およびネットワーク関連ソリューション事業を行うネットチャートは6月14日、電子帳簿保存法改正(電帳法改正)に対応する電子取引データのクラウド保存ソリューション「帳BOX(チョウボックス)」の提供を開始することを発表した。
同ソリューションは、主に中小企業向けに提供されるもので、仕入れ先や取引先から受領する見積書や請求書などの契約関連書面や、過去の紙書類の電子データを、月500通まで容量無制限で、月額1万円(税別)にてクラウド保存できる。
PDFにした取引書類を、帳BOXにアップロードし格納する。電帳法改正で求められる、タイムスタンプ、タグ付け、検索などに対応しており、取引先、取引日、金額などのタグ設定や部門、書類の種類に応じたフォルダ分けも自由にできる。
また文書保管だけでなく、電子契約によるペーパーレス化や効率化を実現したい場合はオプションで「電子契約プラン」を契約できる。同プランでは、電子署名や電子サインといった基本機能から、電子契約のワークフローや閲覧権限機能などの上位機能まで、要望に合わせてメニューを選ぶことが可能だ。なお同プランは月額4980円(税別)からで、電子署名が月額200円(同)、月50通まで送信可能だ。
同社は今後も、中小企業の情報システム部門だけでなく、バックオフィス部門の課題解決も支援していく考えだ。