ソニーグループ傘下で通信プラットフォーム事業などを手がけるソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォームは6月14日、IoTデバイスなどから送信されたデータを人工知能(AI)が処理する「MEEQ(ミーク) AI」サービスを開始し、第一弾の機能として、Webカメラの画像などから炎を検出する「MEEQ AI 炎検出β」の提供を開始することを発表した。

「MEEQ AI」は、「MEEQデータプラットフォーム」と連携して使用するデータ処理SaaS。IoTデバイスからアップロードされるデータを、AIで処理して業務などの自動化をノーコードで実現するサービスだ。

  • MEEQデータプラットフォームと連携するMEEQ AI

    MEEQデータプラットフォームと連携するMEEQ AI

第一弾の機能として提供を開始する「MEEQ AI 炎検出β」は、監視カメラからアップロードされる静止画を都度検査し、炎が映っている確度を数値化する。確度が設定値以上ならWebフックもしくはメールで通知するアクションを設定することが可能。

  • MEEQ AI 炎検出β

    MEEQ AI 炎検出β

監視カメラ機種の指定はなくすでに稼働中のカメラへ適用でき、JPEGおよびPNG形式の静止画を分析することが可能。なお、同サービスは無償の実験版で、火事の炎などを正確に検出するものではないとしている。

同社は今後、ソニーグループのAI技術を駆使して、さまざまな機能を「MEEQ AI」として追加リリースしていく予定だ。