ユニリタは、農業経営を効率化するクラウドサービス「ベジパレット」の正式版を6月10日にリリースしている。
「ベジパレット」は、作業時間や経費、売上などの経営情報の可視化、営農情報の一元管理、作業や収穫量、出荷の記録など農作業に関する情報をデータ化する機能を提供し、農業経営の利益最大化を目指すクラウドサービス。昨年6月にβ版提供を開始し、1年間同社の実証圃場「UNIRITAみらいファーム」での知見や農家からのフィードバックをもとに改良を加え、今月10日に正式版のリリースへと至っている。
圃場、作付ごとに収支を可視化する機能を持つサービスは、雇用費、農薬衛生費、種苗費など豊富な支出項目から収支算出する「収支機能」や作業内容や時間、収穫量、出荷量データから使用した農薬などのデータまで保管・共有できる「記録機能」など詳細な記録と可視化で農業経営の利益最大化をサポートする。
「ダッシュボード機能」は、圃場毎収支表示ウィンドウや作付予実表示ウィンドウなど圃場の状況把握と作付の予実状況を並べて表示させ、データをわかりやすく見える化。圃場をグループ化し、担当者ごとの収支を比較したり、複数圃場から面積あたりの収支を確認するなども可能だ。
利用料は3圃場、5ユーザーが利用できる「エントリー」プランが月額550円、30圃場、ユーザー数制限なしの「スタンダード」プランが月額1,100円となっている。3カ月間無料で利用できる「トライアル」プランも用意されている。