ジーアールソリューションズ(GRS)と日本IBMは6月13日、「IBM iシリーズ向けアプリケーション資産近代化PoC(Proof of Concept)サービス」の提供を発表した。

同サービスは、「IBM Power Systems」(Power Systems)で稼働するビジネス・アプリケーション用プラットフォーム「IBM i」(旧System i、AS/400)利用ユーザーによる、クラウド環境やDevOpsを活用したシステム近代化(モダナイゼーション)を伴うDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するものだ。

IBM iの環境をPower Systemsの仮想化技術「Power VM」上のLPAR(論理区画) as a Serviceとして提供する「IBM Power Systems Virtual Server」と、GRSが提供するIBM iアプリケーション可視化/解析ソフトウェア「X-Analysis Advisor」を組み合わせることで、同サービスではユーザーのオンプレミス環境に影響を与えることなく低コストでPoC(概念実証)を実施できる。

また、両社は既存のIBM i上のアプリケーション資産の診断・仕訳を行い、どのようにシステム近代化を進めるべきかをユーザー自ら判断できるようサポートする。